昨夜は横浜花火大会を自宅2階から上半分だけ鑑賞しました。
野のすみれ開業から3年も過ぎ、どたばたしているし、寒くて雨の多い7月だったから、
なんだか花火をみて、ど~んという音を聴いて、お~、夏がきてるんだ!って実感。
グループホームから週末帰宅の長男は、
“きれいだ~~”と叫ぶ母に、傍らでお付き合いしてくれました。
最近、今年春からグループホームに入居した患者さんの自傷や他害が悪化しているから、
投薬してほしいという話がありました。
いろいろ聞いてみると、そこのグループホームは、
なんでも一人で!が、合言葉で、いろんな身の回りのことを、自分でできるようにが目標だそうです。
できないでいると、やらないのはなぜ?なんでできないの?と、
言葉はきつくはないようですが、叱られる毎日という…。
“なんでできないの?”…これほど不毛な意味のない言葉はないと思います。
できないのは、できないからできないとしか言いようがなく、理由を強いて言えば、
①目標設定の間違い②説明の仕方が下手、というところでしょうか。
知的障がいがあるために、一人では暮らせないから、グループホームに入居している。
その人に、画一的に、支援者の一方的な目標を突き付けられて混乱して困り切っているだけですよ、
もう一度、暮らしぶりを考えましょうという話で投薬は今回はなしになりました。
私は趣味でバレエをやってますが、まあ、へぼです。でも大好き。
よたよた踊る私に、噛み砕いていろいろ教えてくださる先生のおかげで健康維持のために続けています。
もし、なんで言われたとおりに踊れないの?と言われたら、もう続けられないと思います。
私のバレエならまあ泣く泣くやめればいい。でも生活はやめることはできません。
支援者である職員さんも必死なんだと思う。でも視点を変えてほしいです。
大人になって以降、いや、こどももかな、生活は訓練の場ではないのですから。
そしてもっとその人の考え方、理解の仕方をしっかり見てほしいな~。
今朝、朝食の時に、長男が、すごく優しく私の肩にタッチしてきました。
私から抱きついたり頬ずり(←20代後半男子に間違った対応)することはあっても、
向こうからはめったにないので、なになに~~?!と、色めき立つ母(笑)
どうも薬を飲んだ後の水をこぼしたらしく、なんとかテッシュ1枚で拭こうとしたものの、
拭ききれない量でヘルプを求めてきたということらしい。
重度くんですもの、自分でまずは何とかしようとしたことをほめてやりたい。
水なんか誰でもこぼします。母はよくお酒もこぼすわ~。
何より嬉しく感じたのは、その柔らかなタッチぶりと、人にヘルプを求められる姿にです。
彼らは環境次第です。
長男もできないことだらけ、誰かが“なんでできないの?”とせめて来たらイチコロだと思います。
日頃彼を取り巻く人々の優しさに感謝したいし、そういう支援が拡がるよう私も尽力したいです。
写真は野のすみれの運動プログラム。
理学療法士さんに丁寧に指導を受けるわがデカジャンボ。パンちらで失礼。
けっして叱らない指導をしてくださってます♡
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