今月末に非常勤先の療育センターの父母会で話す内容を検討中です。まだ小さいお子さんのご家族が対象です。
就学するまでの期間、学齢期、青年期以降、大きく3つにライフステージをわけて、それぞれの時期に大切にしてほしいこと、現状での問題点などお話させていただこうかなと思っています。
医療面においてはリハビリテーション科以外の科(小児科、整形外科、形成外科、泌尿器科、発達精神科、…)とどのように連携をとっていくのが良いか、また医療以外の分野で障害児を育てていくに切り離せない福祉分野、教育分野、との関わりはどうかかわっているかなどを、これからの道を模索しているご両親に少しでもお伝えしていきたいです。
その①:就学するまでの期間は、親にとっては子どもの障害を受け入れることに力が注がれがちです。まだ普通の育児もおぼつかないのに、さまざまな課題を背負わねばならない母親、母親の不安なまなざしを受け止めなければならない子、どちらも大変です。子どもが一番子供らしく可愛らしい時期を楽しんでほしいです。訓練は大切、でも訓練のために生きてるわけではない。少し条件付きになってしまった(?)お互いの人生の出会いに乾杯し、余裕をもってよく周囲を見回してほしい時期です。横浜市の療育システムは全国的に見ても素晴らしいものだと思います。リハビリテーション科はたくさんのスタッフがかかわるので、面食らう方もあるかもしれませんが、相談しやすいと感じたスタッフに疑問は何でも聞いていただいて大丈夫だと思います。それでも、まだまだ足りないところもあるでしょうし、システムが全国共通という訳でもありません。 隣の川崎市に引っ越しただけで、あれっと?戸惑われる方も多いのです。何かに行き詰まったときは、その時に置かれている環境だけがすべてなわけではないと、深呼吸していただいて問題解決の糸口を御一緒に探っていきたいと思います。
障害をもつお子さんは、たくさんの病院の科にかからなければならず負担が大きいですね。それでも、リハビリテーション科以外の科とのお付き合いは小さいころから始めていた方が現状ではよさそうです。まだ、残念ながら、障害児がかかりにくい現実があるようなので。小さいころからのかかりつけ医は安心です。
子育てに限らずいろいろ行き詰まることはあるもの。心が疲れて途方にくれたら、とにかく今日、明日さえ過ごせばよいと、深く考えないこと。長期計画は心や体力に余裕があるときに…、というのが私流です。長くなりましたのでまずはここまで♡ ↓石見銀山の燭台、身長7㎝。
