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ハード面を整備する心意気も必要!知的障害・発達障害のための住環境整備も考えたい!!
2013-04-28 Sun 16:36
発達障害と生活環境
リハビリテーション科医として仕事を初めた約20年前、障害者のための住環境整備が先輩医師の尽力で制度化し、所得制限などはありますが、車いすのための段差解消、手すりの設置、リフターなどのリハビリテーション機器の家庭への導入などなどが脚光を浴びました。身体障害をもつ方で、このような住環境整備で日常生活の自立度があがったり、行動範囲が広がったという方もいらっしゃると思います。
では、身体障害からくる制限でなく、知的障害や、発達障害からくる様々な生活上の困ったことについては、どうでしょうか?まだいまのところ、ここの家庭の工夫に任されているところが多いと思います。
我が家でも、自閉症の長男が様々ないわゆる”不適応行動”をもつために、また知的障害としての理解力の問題のためにさまざまな工夫を要してきました。また、私の診ているお子さんのご家庭でも、自傷行動でけがをしないよう部屋をクッション張りにする、さまざまな鍵やフェンスの設置、キッチンの改造(キッチンは危険がいっぱいです。)をしてきた方、また少し別の話になりますが、本人のこだわりのために家族が暮し方を変えた例、本人の感覚過敏(視覚や聴覚)のために住居の考慮をしなければならなかった例などなど多数です。私は自分なりに診療時間内に思いつくノウハウはお話させていただきましたが、今まで仲間は見つけられなかった。ところが先日とうとう巡り合えました♥”発達障害と生活環境を考える会”の末席に加えていただきましたので、これからいろいろ意見交換も重ねていきたいと思います。その方々のお誘いで、初めて”こども環境学会”にも参加してきました。
ハード面だけが大切でないのは言うまでもありません。でもどんな想いでハード を作ったのかは非常に問題です。私は公立の小学校出身ですが、私たちが子供のころの小学校の校舎って味気なく、必要部分は付け足しますよの張りぼて式で、今思うと設計自体に、コンセプトや子ども愛は感じられないし、あの渡り廊下の薄暗さ、変な音響は、感覚に過敏のある子にはさぞや辛かったのではと思います。
お金のかかることだから無理も承知ですが、特に自分では環境に働きかけられない弱さのある子、人には配慮を考えていくべき。そしてそれは今の私たちに即役立つし、誰しも最後は老いていくのですから無駄な投資ではないはずです。
学会の感想は長くなるので割愛ですが、5月を前にさわやかな白金の町でした。ご興味のある方、お声かけください。
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おすすめ三冊。ゆったりした新年度をお祈りします。
2013-04-09 Tue 19:47
本三冊
年度変わりは、何かと慌ただしいものですね。私も非常勤先の曜日がかわったり、行く先も変更になったり、落ち着かない毎日です。療育センターに通うお子さんも親御さんも気疲れが多い時期と思います。”明日でもいいことは明日に伸ばす”くらい楽な気持ちになって、とにかくペースができるまでは自分を甘やかしながら、張り切り過ぎずにお過ごしください。
今日は発達障害関係の本で、読みやすく、内容も素晴らしかった本三冊をご紹介いたします。①“発達障害のある子があなたにわかってほしいホントの気持ち ”は、就学前の小さい子さんをもつ親御さん向けです。いい子は親にとって“都合のいい子”であり、問題行動(私はこの用語は好きではありませんが)といわれる行動を冷静に見ることで子どもが何を感じているのか、何が理解できているのかを考えることの大切さを実例をまじえて書いてくださっています。②“わが子が発達障害と診断されたら”は、医療者、療育者、家族というそれぞれの立場から書かれています。どんなふうに相対していけば発達障害をもつ人とも、日々喜ばしく暮らしていかれるかということが丁寧に書かれています。私自身は3つの立場すべてを網羅してる!?わけで感慨深かったです。重度な障害をもつ家族がいると、通常経験しないことを経験します。私も長男との20年で、今なら笑えるが相当恐ろしい目?にたくさんあってきました。見方ひとつで、絶望にも、笑いにもなるきわきわの経験、でもそのおかげで生活が面白くなったと今だから言えます。まあ何とかなる、これでいいのだいう感じでしょうか…(^.^)③“自閉症スペクトラム”は一番最近に読みましたが、もう面白くて一気に読みました。柔らかい文章で、喩も素晴らしく上手。でも内容はぎっしりなので、三巻くらいに分けて、かわいい挿絵も入れて出していただきたいと失礼ながら進言したくらいです!!著書の本田秀夫氏には親としても長年お世話になっています。
三冊とも著者は、私が綱島鈴木整形外科を開業前に数年間勤務していた横浜市総合リハビリテーションセンターでご一緒した方々です。自分がいかに素晴らしい仲間に囲まれていたかに改めて感謝しました。

乱読派の私はどうなっても読書は止まらず(軽めの本はお風呂にまで持ち込んでしまうので、文庫本はふやけて末広がり…(^_^;))、むしろ現実逃避か昔読んだ長編小説にまで手を出しておりました。4月も中旬、そろそろ建設的に過ごしたいです。今年度、少しでもよい仕事ができますように頑張ります。
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| DR.akkoの春夏秋冬 |
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