
非常勤先の療育センターの通園を卒業し、特別支援学校に通い始めたお友達は、午後の外来でお会いすると半目状態…。とってもつかれる4月なんですね。こちらも療育センターでしばしばお会いできていたカワイ子ちゃんたちが元気がどうか気になって仕方がないです。(SOSがある場合はいつでもどうぞです!!)
慣れた環境を離れることは、障害をもつ場合大変なことです。言葉以外の、その子”独特”なコミュニケーション手段を使うお子さんにとっては、相手の受信力が本人の運命を左右するので特にたいへん。少し前のコミュニケーション手段に戻したり、おうちでは甘えさせたり、ほんわか離陸が理想的です。慣れれば必ず以前のレベルに戻りますので。
そして、はじめに慣れているように見える子が実は身動きできないほど緊張しているとか、はじめに激しく泣いて周囲を困らせている子が、先に反応を出してしまい納得すればストンと落ち着くこともあります。マイナスにみえる”反応”は、困ったものと、とらえず、”理解し合うことへのヒント”として捉えてほしいです。
集団を変わることはマイナスばかりではありません。”仕切り直し”というチャンスが与えられる経験も大切かと思います。赤ちゃん時代を知らない人に、”少年””少女”として接してもらうことは、成長への足掛かりともなるはず。
新入生をお持ちのみな様、どうぞ勇気をもって、そして絶対に焦らずに(!)日々をお過ごし下さいね。学校の先生に聞かれたら叱られそうですが、夏休みまではお遊び程度にという感じでいいのではないでしょうか(笑)
写真は庭のラズベリーの新芽です。枯れ枝の様な苗を安売りで^^;半信半疑で買いましたが、ちゃんと温度とお日様の力で芽が出てきました。こうして待ってあげたいものです…(含む自戒)