子どもの作文みたいなタイトルですね!私の母のことを書こうと思います。
母は、ちょっとマズいな~と思うほど独断に満ちた人物。あの世代にある”保育園はよくない”という思想を振りかざしたため、若かった私は、言うなりに?母に長男を日中は託して仕事に行っておりました。かなり非科学的な理論をふりかざすスーパーポジティブばーちゃんです。震災の時も、独断で(!!)単身,アンパンと牛乳をもって、養護学校に駆け付けた強者です。
先日実家に遊びにいったら、自分の倍も大きさのある長男がつまらなそうだから、京浜急行に乗せてくるといいだし^^;(長男は目を輝かせちゃうし)、結局三人で出かけてきました。あらためて母の、ほとんど誰にでも話しかける、自分の足元も若干おぼつかないのに電車の景色がよく見える席を長男のためにとろうとする、立ち寄ったスーパーで長男に野菜の名前を教える、などなどのマイペースな姿に苦笑しつつ、いろいろ考えてしまいました。
母は私が医者になることを強く願っていました。そういう点では私は母の願いをかなえたわけです。今になれば子供じみた考えですが、”母は私が思い通りになってるから私を可愛がってくれてる”と思ったこともあり、強く反発した時期もありました。初孫を文字通り、”舐めるように”可愛がった母でしたので、障がいの疑いがある、障がいをもってる、障がいが重いと、次々告げることは私にとってもなかなか辛いものがありました。そして、母の思い通りになっていかない孫にはどう接するのかなんて…。
結局そんな心配は全く無用、下町の地元で女医になり、ご近所に多少誉められた私だけでなく、知的障害をもちながら大男になった長男と手をつなぎ、知り合いにあうたび”こんなにおおきくなったのよ~”と話しかける母に、つまらない自意識で反発したことを心中詫びました。
今、自分が巣立ちつつある子の子育てをしています。思春期は、巣から雛をとびたたせる時期。お互い距離が置けるよう、葛藤を持ち合うよう仕組まれてるのかしらなんて…そうしなければ別れられない気もします。そして、実際は自立できない障害をもつ長男との距離をうまく保つにはどうしたらいいか考えなくてはと。
とにもかくにも、マイペースは元気の源?母にはこのままでいてほしいと思います。
