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怒り、叱りは、百害あって一利なし
2015-05-21 Thu 08:20
先日、トンネルの狭い歩道を夫婦&障がいのある長男と3人で歩いていたところ、後ろからきた2人組のかっとび自転車少年(中高生だったと思います)に、接触されるというちょっとしたトラブルがありました。1人目がびゅーんときりきりをすり抜けていき、こちらがびっくりしたところに、2人目が来たんだけど、その子は躊躇したのか、ぐらぐらと自転車がゆれ、ちょうど長男にむかって真横に倒れてしまったんです。
夫と、後方ですべてをみていた通りすがりの方(駆け寄ってきてくださり)が、”こんな狭い道でスピード出して何やってるんだ!”と叱りつける。相手もうなだれてて、調子にのっただけで可愛い少年。長男はしばらくうずくまったものの結果的に怪我もなかったのでご安心ください。
夫と、駆け寄ってきたおじ様は、まあそこそこの勢いで少年を叱りました。しかも相手は英語がネイティブらしい。夫もまあ少し、後から来てくださった方は英語がお達者で、5,6分は大声で説教してたでしょう。私は長男の様子をみて、汚れを拭いたりしていたのですが、ここからが本題。長男はとても不安そうに目をぱちくりしながら、自分にぶつかった少年ではなく、夫とおじ様をみているんです。頸や腕を少し打ったんだけど、そのことより、2人の大人が声を荒げていることに、非常な不安を覚えていたように感じました。2人を放免し、おじ様とも別れた後も、夫の様子を伺い、夫の表情も緩んでからようやく安心したようでした。

私の想像ですが、長男ははじめは自転車がぶつかってびっくりしたんだけど、だんだんと2人の大人の様子が怖くなってしまったんではないかと思うんです。長男のような発達障害のあるひと(しかも我が家のように知的障害を伴う場合)は、小さいころから、本人が理由がわからないのに叱られる経験が多いと思います。親や先生は、この子のために、躾けのためにと“叱る”わけだけど、どうしてその行動にでたのかをよくよく考えてあげないと、本人にとっては”突然”理由がわからず、周囲の人は自分に怒りを向けることがあると、とらえてしまう。感覚障害の問題もあります。私たちにはわからない恐怖や不快を感じて、嫌がることを、”我慢が足りない”と我慢させたり、叱ったり。かくいう私にも苦い経験があります。彼の小学校入学式、当時も今以上に泣き虫だった彼が、何とか泣かずに過ごせたことで、ほっとし大満足だった若い母親でした。しかし、しばらくしてビデオをみると、彼が恐怖のあまり固まっていて泣けもしなかったことに気づきました。彼の障害の重さ、特性をもっと考えて、怖い想いをもっと減らしてきてあげるよう工夫すればよかったとつくづく感じたことを思い出しました。一見、”人と同じように”させることが、苦痛な人もいるわけです。そういうことが積み重なることで生じる問題の方が、本来の障がいより大きいかもしれません。
ひとことで”問題行動”と言いますが、誰にとって問題なのか?本人がそういう行動にいたった理由をよく考えて行かないといけないし、大声で叱る(時に体罰などをくわえる)ことは、百害あって一利なし。これは、障害のあるなしに関わらず、部下や後輩の指導でも同じかな?

5月、緑も濃くなってきました。新入生も新入社員もお元気で過ごしていらっしゃいますように。私もどこの職場でも年かさのほうになってきて、先輩風を吹かせなければならない立場になってきました。後輩がうまくできない時は、自分の伝え方が相手の感じ方にあっていないんだと考え、怒りん坊は封印して^^;、叱らず、話し合っていくよう心がけようと思っています。写真は私が育ててるトマトちゃん♡実が生ってきて嬉しいやら心配やら。何でも育てるのは大変011.jpg
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