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手帳診断でおもうこと
2012-03-01 Thu 21:08
私はリハビリテーション科が本業なので、身体障害者手帳の肢体不自由の級についての判定をしばしば行います。
この手帳は、取得するかどうかは自由です。手帳を持っている人だけが受けられる福祉サービスも多いので、ここ数年は、むしろ患者さんや、お子さんの場合は親御さんから、診断してほしいという依頼を受けることが多くなりました。時々ふと思い出すのは、医者になりたての頃、手帳のことを説明した祭に、大変お叱りを受けたことです。”障害者のレッテルを貼る気か!”と。何かお役に立てればと、必死だった私には思いもよらず、至らなかったと思います。相手の方は、昭和10年ころのお生まれだったと思うので、育ってきた時代も違ったのだと思います。
”障害”は、もちろん医学的にも定義できますが、社会的な意味合いは時代や地域によって異なってきます。
医学的にはハンデがあり手帳をもつ方でも、それを”レッテル”と考えずのびのび暮らせる、人間の理性があふれる社会が良いですね。いろいろやっていかなければならないことは多いですが、まずは病気や障害に対する間違った偏見をなくすことです。この世の病気や障害は、誰にでも降りかかる可能性があるもの。自分だったら、自分の家族だったらと想像力を働かせることはすぐにできることではないでしょうか。

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