最近、若いころの友人との交流が増えました。そういう年頃かな。私は一貫校だった中高にも、卒業した大学にも、”可もなく不可もない”感情で過ごしてきました。そういうことでグループを作るのにも抵抗があった気もします。でも、今、自分の属するグループ、居場所?、がなく苦しむ若者に出会うにつけ、可もなく不可もなく過ごせたことにもっともっと感謝すべきだったと反省しています。大学の同窓会新聞に野のすみれの紹介を載せていただけることになりました。まったく業績のない私ですが、地域に生きたいということで編集委員の皆様が拾ってくださったんだと思います。自己紹介みたいな文章なのでご一読いただけたら幸いです
写真は長男の母校のバザー。彼にとっても私にとっても大事な根っこです。
平成2年卒、リハビリテーション科の鈴木明子です。昨年7月に港北区大倉山に小さなクリニックを開院いたしました。夫が院長を務める綱島鈴木整形外科にて“明子外来”という障がい児者に向けての外来を開いて10年、もっと静かでのんびり診療ができる場を探して、ようやく実現いたしました。
卒後25年あまり、リハ医として沢山の療育センターや 特別支援学校で仕事をしてきました。その経験をいかして、港北区という地域に根付いて障がい児者にも幸せが毎年続きますようにと願い、名づけたクリニックです。
お一人30分の予約制外来です。対象はおもに小児期、および小児期に発症した疾患により障がいをおった方々です。脳性麻痺、二分脊椎、染色体異常、発達障害、不登校、盲のかた、などなど多岐にわたっております。
障がいそのものの診察や相談、種々の診断書作成、補装具、さらに障がいのために内科や小児科にかかることが困難な方の相談、学校との調整、作業所との調整、グループホームとの調整など、様々なことに挑戦しております。
クリニックの2階3階部分は、知的障害者のグループホームです。大曽根商店街という街中のグループホームに対しても様々なかかわりを持っていきたいと思います。
また院内のすみれルームでは地域の皆さま対象の”障がい”に対する勉強会やや講演会を開催しています。
院内には地域作業所の小箱ボックスを置き、製品の販売もしており、作業所の方々が製品を持ってこられたり、来院の方がお買い物したりするゆったりムードのクリニックです。
他科のドクターの中には”障がい児者の医療”について相談先が少ないと感じられる方もおいでかと思います。微力ながら何かお役にたてれば幸いです。
私自身が入局後に障がいのある子どもを授かり育ててきました。リハビリテーション科に私を導いてくださった故大川嗣夫先生、その後のリハ医人生でも障がい児子育てをしながらの私の仕事にも惜しみないサポートをしてくださった医局の先輩後輩、新体制にかわっても開業時からお心にかけていただきました中村健教授、みなさまあっての今と思います。
すこし風変わりなクリニックですが、頑張っていこうと思います。今後とも何卒宜しくお願いいたします。
野のすみれクリニック リハビリテーション科
2220003 港北区大曽根1-20-16 シードビル1階
℡ 0456337324
Fax 0456337924

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